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歩け風塵日記

芥川龍之介は捨て子だった!?

今日から弥生3月だ。梅も桜も咲く季節明るい気持ちにさせられる。今日のタイトルにギョッとした方も居るはず。昔秀吉もわが子を捨てて、拾い上げ「お拾い」と名付けた逸話があるように、風習がまだ残っていた時代の話だる。1892年3月1日、東京市京橋区入船町(現・中央区明石町の聖路加病院前)で、芥川龍之介は生まれた。昔の時刻の表し方で辰年辰月辰日辰刻に生まれたため、龍之介と名づけられた彼は、なんと生まれてすぐ近所の教会前に捨てられてしまった。といっても、父が後厄の43歳、母が大厄の33歳の時の子だったため、厄払いの風習に従ってあくまで形式的に捨てられただけだが。しかし、彼は結局、生後7カ月で本当に「捨てられ」てしまう。母が発狂したため男親だけでは育てられないということで、母の実家・芥川家で母の兄夫婦に育てられることになったのだ。その後、実父は実母の妹との間に男の子をなし、実母は龍之介が10歳の時に死亡。実父は龍之介を呼び戻そうとしたが、裁判の結果、実父は実母の妹と結婚し、龍之介は芥川家の正式な養子となった。

一寝入りねせてゆうべの意見をし(柳多留)

夕べ遊んで帰ってきた亭主に、女房が床まで敷いて一寝入りさせて、さて起きたところで「夕べお前のふぃしだらは」と、とっくりと意見をした。亭主思いの女房の情が良く出ている。まさに佳句である。

日本の鳥 留鳥 「オオアカゲラ」
落葉広葉樹や針広混交林に生息し、大木の枯れ木の残る自然林でよく見られる。太い枯れ枝を、砕くように叩いて、中のカミキリムシの幼虫などを捕食する。昆虫やクモなど節足動物を食べ、ヤマブドウの種子も食べる。
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by norioki-mitani | 2007-03-01 07:35 | 見聞録