2024年 02月 26日
2.26事件の日
四季の花2月「馬酔木」
さて、氷下魚(こまい)は、タラ科の海水魚で、普通体長は30センチ以内。背部に不明瞭で不定形の暗色斑がある。氷海に穴を開けて網で入れて釣るさまは、北国の冬の欠かせぬ風物となっている。ところで、今日は、2.26事件の日である。1936(昭和11)年のこの日、2.26事件が発生した。
陸軍の皇道派の青年将校が、対立していた統制派の打倒と国家改造を目指し、約1500名の部隊を率いて首相官邸等を襲撃した。内大臣・大蔵大臣等が殺害され、永田町一帯が占拠された。当初、陸軍の首脳部は青年将校たちの行動を容認する態度をとっていたが、海軍が鎮圧を要求し、天皇も同様の立場をとったので、29日に鎮圧を開始した。飛行機から「下士官兵ニ告グ」のビラを撒いて帰順を勧め、「今からでも決して遅くはないから、直ちに抵抗をやめて軍旗の下に復帰する様にせよ」との投降を呼びかけるラジオ放送を行った。形勢が不利になったと判断した将校たちは兵を原隊に帰し、2名が自決、残りの者が自首して、その日のうちに鎮定された。
芭蕉の句(冬・44)
「京に飽きてこの木枯や冬住ひ」
なお、ここではもう一句「雪を待つ上戸の顔や稲光」と詠んだ。
標高2000mまでの森林、樹林のあるサバンナ、樹林のある耕作地などに生息する。フインチや小型インコの地上生の鳥類やコウモリ、昆虫などを捕食する。繁殖期は8月~1月で、樹上に巣を作る。オーストラリアやタスマニアで繁殖する個体群は、非繁殖期にニューギニアやニューブリテンに移動する。
2024年 02月 24日
南国忌
四季の花2月「ミモザ」
今日は、南国忌である。大衆作家・直木三十五の1934(昭和9)年の忌日。代表作の『南国太平記』から「南国忌」と呼ばれている。
翌年、直木三十五の友人だった作家・文芸春秋社長の菊池寛が、純文学の「芥川龍之介賞(芥川賞)」とともに、大衆文学の分野の新人に贈る賞として「直木三十五賞(直木賞)」を創設した。
芭蕉の句(冬・43)
「きみ火をたけよき物見せん雪丸げ」
- ここに「雪丸げ」とは、雪をころがして丸めて大きな玉にしたもの。子供の遊び、雪だるまの原形と考えればよい。「雪まろげ」ともいう。子供遊びの雪丸げを持ち出すことで、曾良の来訪を喜ぶ弾んだ想いが表出されている。雪国でなく伊賀上野出身の芭蕉にしてみれば雪は、童心にかえってはしゃぎたくなる景物であったのかもしれない。それにしても、来客に火を焚かせて、いい歳の主が雪丸げを作っているという姿は主客が転倒して面白い。また、字余りが、即興性を感じさせて、突然噴出した新鮮な悦びをよく表現している。
- 世界の鳥 ペルー北部~チリ中部
- 「アンデスカラカラ」
標高2000~4000mの樹木のない地域に生息する。大型無脊椎動物、小鳥、齧歯類などを捕食するほか、腐肉も採食する。市街地では大きな群れを作って、腐肉やゴミをあさる。繁殖期は10月~11月で、絶壁に巣を作る。
2024年 02月 22日
太子の日
四季の花2月「スミレ」
さて、「寒釣」は、寒中に行う魚釣り全般をいう。氷に穴を開けるなどして釣る。
今日は、太子の日である。622(推古天皇30)年のこの日、聖徳太子が斑鳩宮で薨去した。聖徳太子ゆかりの広隆寺・法隆寺(3月22日)・四天王寺(4月22日)等では聖徳太子の遺徳を偲ぶ法会が行われる。推古天皇30年2月22日という忌日は『上宮聖徳法王帝説』に記述されている日附であり、『日本書紀』では推古天皇29年2月5日となっている。
芭蕉の句(冬・42)
「菊の後大根の外更になし」
「アメリカチョウゲンボウ」
ツンドラを除く様々な環境に生息する。大型昆虫と齧歯類などの小さな脊椎動物を主食とする。狩の成功率は、地上の獲物において高いが、飛翔中の獲物では低い。繁殖期は緯度によって異なり、北アメリカで5月~7月、ベネズエラでは12月~1月である。多くの場所で留鳥するが、カナダやアメリカ合衆国北部の個体は冬、南に渡る。
2024年 02月 20日
アレルギーの日
四季の花2月「カルミア」
さて、「寒鰤(カンブり)」は、旬である12月から一月のブリ。刺身、照焼、塩焼
などで食す。また、出世魚nといわれるため、歳暮の贈答品に使われる。ところで、今日は、アレルギーの日である。日本アレルギー協会が1995(平成7)年に制定。
1966(昭和41)年のこの日、免疫学者の石坂公成・照子夫妻が、ブタクサによる花粉症の研究からアレルギーを起こす原因となる免疫グロブリンE(lgE)を発見したことを発表し、
芭蕉の句(冬・41)
「寒菊や粉糠のかかる臼の端」
2024年 02月 18日
冥王星の日
四季の花2月「鈴蘭水仙」
さて、「かんじき」とは、雪深い山野を歩く時、滑らないように靴の上から履く輪状のもの。猟師や農夫などの生活具。ところで、今日は、冥王星の日である。1930年のこの日、アメリカ・ローウェル天文台のクライド・トンボーが、1月23日と1月29日に撮影した写真との比較研究から、太陽系第9惑星・冥王星を発見した。
内側の天王星の運行の乱れからもう1つの惑星、即ち太陽系の一番外側の惑星の存在は予言されていたが、予想を遥かに下回る15等星という暗さのため、発見が遅くなった。その暗さから、ギリシア神話の冥府の神に因みplutoと名附けられた。
2006年に「惑星」の定義が定められ、冥王星は惑星ではなく準惑星に分類されることとなったが、この年はトンボーの生誕100年であった。
芭蕉の句(冬・40)
「寒菊や醴造る窓の前」
- 甘酒を造る家の前に寒菊の花が咲いている。時刻は朝か昼か夜かは判然としないが、嘱目吟であろう。
この家が民家であれば一家団欒の暖かさが、また甘酒売りを生業としている零細行商などであれば生活のにおいが立ち込めてくる。 - 世界の鳥 南アメリカ西部、ブラジル東部、アルゼンチン東部にかけて
「ワシノスリ」 北に分布する個体は、標高1600m~3500mの山岳地帯に、南に分布する個体は、低地の藪や森林に生息する。主な獲物は、齧歯類やウサギなどの哺乳類である。エクアドルでは周年繁殖するが、ベネズエラでは5月~6月、ペルーでは5月~8月、アルゼンチンとチリでは11月~1月が繁殖期である。高い岩壁に営巣することが多いが、低地に生息するのは、樹木の頂上、やぶ、地面の上でも営巣する。