2022年 12月 31日
除夜
四季の散歩道で見た「?」
さて、「御神渡(おみわたり)」は、長野県諏訪湖の全面が氷結する大寒のころ、夜間、轟音を伴って表面に亀裂が生じ、その裂け目に沿って氷が盛り上がる現象。上諏訪湖の男神が下諏訪湖の女神のもとへ渡る道だと伝えられる。ところで、今日は、除夜である。大晦日の夜のこと。かつては一年の神「歳神」を迎えるために朝まで眠らずに過ごす習慣があった。除夜には各家庭で年越し蕎麦が食べられ、寺では除夜の鐘が撞かれる。除夜の鐘は108回撞かれる。眼・耳・鼻・舌・身・意の六根のそれぞれに苦楽・不苦・不楽があって18類、この18類それぞれに浄・染があって36類、この36類を前世・今世・来世の三世に配当して108となり、これは人間の煩悩の数を表すとされている。また、月の数12、二十四節気の数24、七十二候の数72を足した数が108となり、1年間を表しているとの説もある。
芭蕉の句(冬・16)
「魚鳥の心は知らず年忘れ」
芭蕉は、鴨長明や兼好法師の陰士生活には深く共鳴しているのだが、それを俗化することで俳諧化したのである。
「アメリカヘビウ」
大陸南東部の池や沼で繁殖し、冬に海岸へ移動するものもある。くちばしの先が鋭く、水面を泳ぎ、または潜って、魚を見つけると、そのくちばしで、突き刺して捕える。ヘビウの仲間は、熱上昇風に乗って飛ぶことに適している。尾羽が長いため、上空を飛ぶ姿は、十字型に見える。巣は、木の上に、枝などを使って、皿状のものを作る。